Sustainable Finance

サステナブルファイナンスとは?

サステナブルファイナンスとは、「環境・社会課題解決の促進を金融面から誘導する手法や活動」です。
GPSSでは、サステナブルファイナンス商品であるグリーンボンドやサステナビリティ・リンク・ローンなどを発行し、調達した資金を「サステナブルな社会の実現」に向けた様々な事業に充当しております。

グリーンボンド

グリーンボンドとは、企業や自治体などがグリーンプロジェクト(再生可能エネルギー、省エネ構築物の建設・改修、環境汚染の防止・管理など環境改善効果がある事業)に要する資金を調達するために発行する債券です。
集められた資金は必ずグリーンプロジェクトに利用され、また発行体は定期的に資金充当状況や環境改善状況を報告することで、使途の透明性を担保します。
国際会議における環境保全目標の設定、気候変動への対応策検討など、世界中で環境問題への取り組みが活発化しています。グリーンボンドの市場規模は、その動きに呼応する形で年々拡大しています。

GPSSは以下の通り、グリーンボンド発行状況、その目的・プロセスなどの情報を、本ウェブサイトやニュースリリースを通じて開示しております。

グリーンボンドの発行状況

名称 発行額
(百万円)
発行年月日 償還期限 評価ランク プレスリリース GPSS
年次報告
JCR年次レビュー
GPSSホールディングス
株式会社
第1回無担保社債
300 2020/7/31 2023/7/31 Green 1 2020年7月31日公表 2021年10月19日公表 2021年10月18日公表
GPSSホールディングス
株式会社
第2回無担保社債
500 2021/1/29 2026/1/30 Green 1 2021年1月29日公表 2022年9月8日公表 2022年9月8日公表
GPSSホールディングス
株式会社
第3回無担保社債
100 2021/2/26 2026/2/28 Green 1 2021年2月26日公表 2022年9月8日公表 2022年9月8日公表
GPSSホールディングス
株式会社
第4回無担保社債
100 2021/3/31 2026/3/31 Green 1 2021年3月31日公表 2022年9月8日公表 2022年9月8日公表

サステナビリティ・リンク・ローン

サステナビリティ・リンク・ローン(以下、「SLL」)は、
企業や団体のサステナビリティに関連するパフォーマンス向上を支援・促進するための融資の仕組みです。
借り手の経営戦略、ESG戦略に基づきサステナビリティへの取組目標(サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット/以下「SPT」)
を設定し、そのSPTの達成状況に応じて金利が変動するという特徴があります。
SLLのフレームワークは、国際的な指針である 「サステナビリティ・リンク・ローン原則」により制定されており、融資はそのフレームワークに則って実施されます。
GPSSでは、「サステナブルな社会の実現」を目指し、今回最初のSLLを発行いたしました。今後も様々なプロジェクトに対して、SLLを活用していきます。

SLL概要

融資額 20億円
貸付実行日 2021年9月30日、10月29日、11月30日
金利に連動したSPT 2030年までに、累計720,000トン以上の温室効果ガスを削減する
(これは、2020年の12倍に相当する)
契約期間 5年間
アドバイザー 三井住友信託銀行株式会社
プレスリリース 2021年11月30日公表

第三者機関による検証

2021年9月30日、株式会社日本格付研究所(JCR)は 、JA三井リース株式会社がGPSSホールディングス株式会社に実施するサステナビリティ・リンク・ローンに対し、第三者意見書を提出しました。
詳しくはこちらをご覧ください。

レポーティング

サステナビリティ・リンク・ローンは融資が実行された後、借り手が定期的にSPTの達成状況を公表することで透明性を担保しています。
SPTの状況は2022年度中にこのウェブサイトで公表予定です。