GPSSは2012年の創立当初から多様な文化、多様な考え方を持つ人を積極的に採用してきました。
現在、様々なバックグラウンドを持つプロフェッショナルたちが集うユニークな会社に成長し、国籍は24か国・地域に渡ります。(2024年6月現在)
1人ひとりがオープンに自分の意見を持ち、お互いを受け入れ合う、そんな雰囲気を大切にし、独自の社風を作り上げています。
GPSSは、2020年にダイバーシティ&インクルージョン委員会(以下D&I委員会)を設置。女性3名、男性3名、国籍や職責、年齢も様々なメンバーで構成されています。従業員がそれぞれの個性や強みを活かして、働きやすい環境をつくるため、D&Iに関する様々な取り組みを統括しています。
D&I委員会では、特に以下の5つの分野に重点を置いてD&Iをさらに推進しています。
GPSSの女性比率は、発電所開発・建設業界の平均値は上回るものの、まだまだ低いのが現状です。また、外国籍社員の比率は15%であり、多様性を促進するには不十分だと考えています。GPSSは業界の常識にとらわれることなく、これからも積極的に女性や外国人を採用して参ります。
D&I ターゲット | 実績 | 目標 | |
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2022年10月時点 | 2023年10月時点 | 2030年 | |
女性従業員比率 | 26% | 26% | 30% |
外国籍社員比率 | 14% | 15% | 21% |
「こうあるべき」ではなく「こうありたい」を。
GPSSは「サステナブルな社会の実現」を目標に様々な事業に取り組んでいます。
そして会社の運営も「サステナブルであること」が軸となっています。
中でも、Diversity & Inclusionは基本中の基本と考え、社内での多様性を促進するために、様々な国籍やバックグラウンドの人々を採用しています。
なぜGPSSが多様性にこだわるのか?
多様性とは、人に対して寛容になることです。それは結果として、個人の選択の自由を確保でき、個人はより主体的に生きることができます。
私はGPSSの設立以前から、人間の究極的な目的について研究をしていました。
社会人類学を学び、10年の歳月をかけて世界100か国以上の旅をしました。
その中で見つけたのは、あらゆる社会で、人類共通の目的があるということです。
それは、人が幸せを求めて生きることで、幸せは自分自身で認識する必要がある、ということです。そして、人をより幸せに導く社会があれば、逆もあるということも学びました。
その事実は、会社でも同じです。
多くの人々が人生で、会社で働くことに多大な時間と能力を使っています。だから、会社で働きながら幸福を感じることができなければ、結果として幸せな社会には到底たどり着きません。
自分で自由に選択し、人生を謳歌している人は、他人の自由に対しても寛容です。しかし常に「こうしなければならない」という他者からの期待に応えるために生きていると、他人に対しても「こうしなければならない」と、人の自由を束縛する傾向に陥ります。だからこそ、多様性を担保することは、自由を担保することになるのです。
幸せに生きることができなければ、個人も社会もサステナブルにはならないでしょう。そのためにも、私たちには多様な価値観を寛容する環境が必然となるのです。
「こうあるべき」ではなく、自分の内面から湧き出てくる「こうありたい」を大切する。
自分を大切にできるひとは、他人も大切にできます。
私はGPSSという会社を社会の最小単位と考え、皆が「こうありたい」という姿勢を持ち、それぞれの能力と自由を発揮できる、寛容な場所にしたいと考えています。
Diversity & Inclusionは、GPSSの会社運営そのものと私は考えています。